Vol.1438
私は昔から、
ものすごく人の目を
気にする子でした。
人にどう思われているのか。
嫌われていないかな。
変なことを言っていないかな。
そんなことを、
いつもどこかで
気にしていたように思います。
たぶん、育った環境が
大きかったんだと思います。
私が6歳のとき、
両親が離婚しました。
母と一緒に、
母の実家に戻りました。
今では離婚も
ひとり親家庭も
珍しくありませんが、
当時は、
「出戻りは恥ずかしい」
こっそり生きていくような
そんな空気が強かった時代。
学校のクラス名簿に
母親の名前しか載っていないのは
うちだけ。
学年でたった一人。
子どもだった私自身も、
「うちはみんなと違う」
ということを
どこか恥ずかしいと
思っていました。
そして祖母は、
ことあるごとに
私たちに言いました。
「片親なんやから、
馬鹿にされるようなことをするな」
「人から指をさされるようなことをするな」
「恥をかかせるな」
祖母なりに、
私たちを守ろうと
していたのだと思います。
ただ、子どもの私には、
「人からどう見られるかを
いつも気にしなければいけない」
というメッセージとして
受け取っていました。
母もまた、
気の強い祖母には逆らえず、
私たちが余計なことを
言わないように、
余計なことをしないように、
いつも気をはっていたので
自然と
空気を読む。
人の顔色を見る。
迷惑をかけない。
いい子でいる。
そんなことを
覚えていったんだと思います。
母の実家には
叔母の家族もいましたから、
「出戻ってきた側」
という気持ちもあって、
叔母に迷惑をかけないように
叔父にものすごく気を
遣っていました。
たまに
「すごく優しいね」とか
「人当たりがいいね」とか
「気を使いすぎじゃない?」とか
言われることがあります。
もしかすると、
それは子どもの頃に身につけた
「人とうまくやっていくための術」
なのかもしれません。
それが今の仕事に
非常に役立っています。
人の気持ちを察したり、
困っている人に気づいたり、
その場の空気を感じたり。
声にならない「助けて」を
受け取ったり、
人がしてほしいことを
直観的に感じ取ることができる
でも、昔の私にとっては
それがしんどいこともありました。
特に中学、高校の頃。
友達と一緒にいることが
楽しいはずなのに、
すごく疲れる。
たぶん私は、
友達にずっと気を
遣っていたんでしょうね。
「いいよ、いいよ」
「私やるよ」
「どっちでもいいよ」
本当は違うことを思っていても、
なかなか言えない。
嫌われたくないから、
みんなに合わせる。
今思えば、
かなりの八方美人。笑
高校生の頃なんて、
「この3年間、早く終わらないかなぁ」
と思っていました。
ところが、
高校を卒業して社会人になると、
人との付き合いが
少し変わりました。
会社の先輩。
同僚。
取引先。
それまでの「友達」とは違う
新しい人間関係です。
これが私には、
意外なくらい心地よかった。
なぜなら、
「売上を上げる」
「この仕事を成功させる」
「このプロジェクトを完成させる」
という、
一緒に向かう目的が
はっきりしていたから。
同じ目標に向かって
みんなで考えたり、
悩んだり、
達成して喜んだり。
私は、
そんな人との関わりが
すごく好きでした。
そして結婚して、
子どもが生まれると、
また新しい
人間関係が始まります。
今度は、
「地域の人」とのつながり。
そして、
「〇〇くんのお母さん」
としてのつながり。
保育園、
小学校、
中学校
PTA、
そしてサッカーのスポ少。
それまでなら
絶対に出会わなかったような人たちと、
「子ども」
という共通点だけで出会う。
これもまたご縁です。
人生のステージが変わるたびに、
「人」も変わる。
学校の友達。
会社の仲間。
地域の人。
親戚。
ママ友。
仕事で出会った人。
経営者仲間。
そして、
その一つひとつの
人間関係の中で、
たくさんのことを教えてもらい、
人として成長させてもらいました。
そして50歳になった今は、
私の周りには
たくさんの人がいてくれます。
仕事の仲間もいる。
経営者仲間もいる。
昔からの友達もいる。
子どもを通じて出会った友達もいる。
だから今、
私はちっとも寂しくありません。
ステージが上がるたびに
乗り越えてきた人間関係で
強くなれた気がします。
そしてこのお盆も、
いろんな「友達」に会います。
高校時代の友達。
あれほど友達関係に疲れて、
「早く高校終わらないかな」
なんて思っていたけど、
今では数年おきに集まっては、
昔話をしながら
お腹が痛くなるほど大笑いする。
高校生の頃には、
こんな未来になるなんて
思ってもいなかった。笑
そして、
子どもが小学生だった頃の
サッカーのスポ少のママ友。
あの頃は毎週のように、
炎天下の中、
嵐のような雨の中、
いつもグラウンドに
集まっていました。
一緒に試合の応援をしたり、
車を出したり、
時には親同士が
けんかをしたり、、、
子どものことで悩んだり、
一緒に喜んだり。
あの頃小学生だった子は
もう大学生になって。
毎週のように会っていたけど
今回は6年ぶりの再会でした
なんだかいいものです。
あの頃とはまったく違う。
それでも会えば、
一瞬であの頃に戻れる。
「久しぶり!」の一言で、
昨日まで一緒にいたみたいに
笑える人がいる。
昔の私は、友達とは、
「うまく付き合わなきゃいけない人たち」
というプレッシャーがあったのだと
思います。
でも、友達って、
人生のある時間を、
一緒に生きてくれた人。
中学生だった私を知っている人。
高校生だった私を知っている人。
子育てに必死だった私を知っている人。
仕事に夢中だった私を知っている人。
それぞれの友達や仲間が、
自分でも忘れている
「昔の私」を
知っていてくれる。
今思うと、そんなに気を
遣わなくても大丈夫だったし、
無理して好かれなくても
大丈夫だったな。って思います。
今、うちの高校生たちは
同じように悩んでいる子も
いっぱいいるはず。
でもね、
これから先、
あなたの人生には
いろんな人が現れけど
ぼちぼち、無理せず
乗り越えてけば
いずれ、たくさんの人に囲まれて、
いっぱい笑っていますから!
人は、
一人では生きていけない。
そして人は、
人との出会いの中で、
傷ついたり悩んだり、
助けてもらったり、
笑わせてもらったりしながら、
少しずつ自分に
なっていくみたいです!
なので心配しないで~(^^♪
さて、このお盆は、
中学生のころから40代にかけて
私の人生のいろんな時代を
一緒に過ごしてくれた友達に
会える2026年の夏でした。
これからもいただいたご縁を
大切にしていこうと思います。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
