あの頃の自分と重なる彼女

Vol.1349
ふくいICT中央高等学院
うちの通信制の生徒のお話。


彼女は就職を希望している
高校3年生のMちゃん


一昨年、1年生の時に
全日制の高校に入学したけど
入学式から数日して
学校に行けなくなった。


理由は、、、


最近のスマホ、SNSにある。


3年くらい前から
中学3年生になるとほとんどの子が
スマホを持っている。


受験が終わり、
進学する高校が決まると
入学前にSNSを通じてその学校に
進学する子たちとつながるのが
常識な感じ。


入学式当日、
「あー!●●かー??」という感じで
ネット上でのつながりから
リアルでの出会いに感激して
盛り上がる

彼女は、
その入学式でその盛り上がりの
輪に入れず
友だちができない
クラスになじめないという理由で
学校に行くのを辞めた。


このケースは意外に多い。
同じような理由の子が
数名います。


家庭によって
スマホを与える時期が
中学の卒業前になるのか
入学式直前になるのか


経済的理由や
家庭教育的な理由など
さまざま。


そんな彼女は、
全てのやる気を失っていた。
うちに来た当初、
言葉を発しない
常に眉をひそめて
不機嫌。


話かけても
「は?で?」
「だから?」
しか言わない。


まぁ、可愛げがない。笑
内心、この子がこのままだと
就職も難しいなーと思ってました。


だけど、
今年、高校3年生になる
彼女はまるで別人のように
変わりました。


この2年近くで
ひとつ、ひとつを丁寧い説明し
今、何をすることが
自分の人生にとって必要なのか
素直にやってみることが
どれだけ自分を成長させるか


頑張ることは恥ずかしくない
みんなで乗り越えよう


って職員ひとり、ひとりが
諦めないで
彼女に声かえをして
寄り添ってきた結果


今、彼女は
パソコンの資格取得に向けて
めちゃくちゃ頑張っている


それから私が顧問を務める
ビジネス起業部にも顔を出し
手を挙げて発表することもできる


眉間にしわを寄せて
人を寄せ付けなかった彼女は
今はすっごく良く笑う
かわいい子になった


ずっと不機嫌そうな彼女は
先が見えず、もがいていただけ。


人は誰を出会うかで
人生がガラリと変わる


私もそう。


高校で荒れていた自分
(ちょい悪ね)
何もかもが思い通りにならず
母子家庭の貧困を恨み
やり場のない気持ちを
人のせいにする事が楽だった。



高校3年間で学校から何度か
呼び出され、その度に謝っていた母。


だけど、担任の先生が
ちょっとした私の変化に
気が付いてくれた
それだけで私は
どんどん変わっていった。




ちょうど今くらいの季節かな
高校3年生のときの3者面談で
先生が母にこう言いました。


「こいつ、1年、2年までは
どーもならんかったですけど
3年になって、一人で残って
簿記やら情報処理の資格の勉強
頑張ってるんですよ。
こいつ変わりましたね」って。


びっくり。
へーいつの間に見てたんだろ?
とは思った。



でも嬉しかった。
いつも怒られてばかりの私は
この鬼のような竹刀を振り回す
指導部の担任に褒められたことが。


だから私も子どもを
しっかり見ることにしている。


ちょっとの変化に気づきたい。
完璧ではないけど
それでも時間が許す限りみたい。



明日から学院長面談がスタート
110名ほどの生徒全員と
20分程度の面談です。



まだまだ緊張している1年生たちが
少しでも安心できるよう
声をかけていこうと思う。


今日も最後まで読んで頂き
ありがとうございました。